2019.07.21
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第25回参議院選挙の争点


今日は、第25回参議院選挙の投票日です。7月4日からスタートした選挙は、17日の選挙期間中、各候補者、各政党が政策や候補者の人物像を述べていました。私自身は、自分の所属政党の候補者に応援するのは当然ですが、たまには同じ政党でも、この人は政治家としてふさわしくないのではと疑問を挟みたくなるような状況もあります。しかし今回の東京選挙区から出馬した、水野もとこ候補は、優れた政治的センスと、人を惹きつける優しい心を持った人でした。お会いするたびに、その人間味に惚れてしまう逸材と言っていい人です。その背景は、小さい頃から曲がったことが嫌いで、勉強家で努力家で、人一倍優しい思いやりのある心を持った人であることが分かりました。そして、何よりも水野もとこ候補の強みは、東京大学を卒業後JAXA(宇宙航空研究開発機構)で25年間、世界の宇宙開発、そのための技術開発、そして国家戦略を目の当たりにして、日本の戦略がいかに貧弱なものであったかを肌で感じてきたことです。宇宙航空戦略、そのための予算、人材育成すべての分野で世界に出遅れている現実を目の当たりにして来た経験は、今の日本の政治を、国際競争力に負けない戦略を持つためにも絶対必要な人だと思います。一方、水野もとこ候補のもう一つの優れた点は、家庭においては、二人の小学生のお子さんを育てながら、学校教育の現場、地方行政の未成熟な部分、忙しい中でも家計のやりくりをしっかりやっている、普通の生活者の感覚を持っていることです。最近の日本政治の貧弱の背景に、二世・三世の議員が増えたこと、タレント議員が増えたことなど、政治経験の未熟さがあると言われていますが、水野もとこ候補のように、地にしっかり足をつけたプロフェッショナルな人材が今必要だと思います。そこで今回の参議院選挙の争点ですが、マスコミなどでは、改憲発議鵜に必要な3分の2の定数をとれるかなどと言っていますが、私自身は、不誠実な政治をこのまま続けるのかどうかの戦いだと思っています。森友・加計学園の問題で明らかになった、公文書の改ざん問題、政府統計の不明確の点、金融庁の審議会の報告書の不受理など、今の政府与党は、不都合な内容はすべて隠蔽しています。これでは、健全な民主主義国家を運営していくことは不可能です。今回の選挙こそ、不条理な今の政治を改革するための審判を下さなくてはなりません。有権者の賢明な判断を祈りばかりです。