2006.11.16
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教育基本法の単独強行採決


残念でしょうがない。野党であることが無念である。今の国会の議論が、果たしてどれだけ教育の現場を知って行っているのか、どれだけ子ども達の未来を考えて行っているのか、大きく疑問を持つ。いじめ問題がここまで深刻になっているときに、人間を一人前の人間に育てるための教育基本法の審議で、コンセンサスを得られないまま採決することは、教室の中の問題児を更生させる説得力を持った大人がまったくいないことと同じではないか。審議を尽くしたとよく言えたものだ。30年も前の政治用語である。国権の最高機関である国会で、大人のエゴだけで国会運営を未だに行っている今の政治では、明日の日本など到底語れないであろう。残念でしょうがない。日本の将来がとても心配である。しかし、こんなていたらくの政治を助長している公明党の責任は極めて大きいと言わざるを得ない。少なくとも自民党の悪しき権力と戦っていた昔の公明党はこんなはずではなかったと思う。権力の魔性に取り付かれてはダメだ。しっかりと庶民の心をつかんだ政治をしなくて何のための政党か、もう一度原点に変えるときが来ていると思う。