2022.06.24
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第26回参議院選挙を問う


いよいよ第26回参議院選挙がスタートした。22日に公示され7月10日までの18日間の選挙戦である。今回の選挙は、まさしく昨年10月に発足した岸田政権の評価が問われる選挙である。新型コロナウイルス感染防止対策から、コロナ禍における経済再生問題、アメリカの金利政策の転換やウクライナ危機による物価高への対応、ロシアのウクライナ侵略による新たな国際秩序の構築と、そこに関連する防衛費のあり方を再考する安全保障政策の新展開をどのように考えるか。日本政治が直面する政治課題は目白押しである。この政治課題に岸田政権がどのような戦略を持ち、乗り越えていけるか政策を明確に提示できるかが掛かった選挙である。一方野党としては、同じ課題にどのような解決策を提示できるのか注目されるところである。しかし残念ながら、各党の演説を聞きてみても、昔批判されたスローガンのみを語り、具体的なスケジュールや中身のない演説ばかり展開されるほら吹き政治に戻ってしまっている。これでは世界の安全保障やエネルギー戦略、経済戦略を語る資格は到底生まれてこない。今回の選挙で、世界の荒波を本気で日本丸を運航できる資格がある人は誰なのか、どの政党なのか、しっかり熟慮して投票したいと考えている。無所属になった今、逆に政治の本質が見えるような気がする。還暦もあと少しで終わり、新しい人生がスタートする時、改めて日本の政治の正しい方向性を考えてみたいと思っている。そして人生一度きり、新たな挑戦もしたいとも考えている。