2009.01.01
ブログ

謹賀新年


2009年新年明けましておめでとうございます。
私は今年48歳の年男になります。
人生においてもそろそろ道を迷うことなく、まっすぐ悔いのない人生を送っていきたいと思っています。
思えば23歳の都議の秘書からスタートした私の人生は、途中様々な紆余曲折があり、経済的にも精神的にも挫折したこともあり、波瀾万丈のよちよち歩きでした。
しかし、その中でも、何のとりえもない私を、あきらめず支えてくださった方々が何人かいます。
すでに故人になっている方がほとんどですが、人生の岐路の時に、多くのアドバイスをいただきました。
中でも私が政治の世界に入るきっかけを作ってくださった、母校の大学職員の方には、病いに伏せている中で、多くのご心配をしていただき心から感謝しています。ただ若くしてお亡くなりになったことがとても残念です。
また最初の選挙で負けた時に、次の日に激励をしていただいた方、失業状態の時に仕事のきっかけを作ってくださった方、そしていま、区議会議員という立場になって、多くの支援者の皆さんに支えられているという現実を振り返る時、やはり気が引き締まります。
何としても、なぜ政治家になったのか、何をやりたいのかという原点を忘れることなく、初心を貫かなくてはならないという思いがふつふつと湧いてきます。
48歳、決して若くない丑年を迎えるにあたって決意を新たにしています。
私の政治の原点は何か、それは「母」です。
私が5歳の時に父と離婚して以来、女手一つで3人の男兄弟と、また世話好きな母は、家族以外の多くの人の面倒見ながら、福祉の世話を受けることなく、働き続けた母の姿です。
憲法だ、法律だ、条例だと条文化されたルールよりも、人間として困っている人がそばにいれば、その人に何ができるのか、常に温かく手を差し伸べるのが当たり前の母の世代の、日本人のよき生活文化が崩壊しないようにすることです。
そして、母の世代だけではなく、昔流行った「おもろい夫婦」という番組の中に出てきた話を思い出しても、日本人の良さは、優しさや思いやりの心を、誰もが持っていたという強さだと思います。
新年にあたり、少し感傷的な話から入りましたが、何としても今年は、政治にまた経済界にいま最も欠けている、日本人の固有のすぐれた生活文化をもう一度復活すべき時と考えています。
昨年9月のリーマンショックから非正規労働や派遣労働の問題が上がっていますが、常識的な、道徳的な普通に暮らせる日本、地道に努力する人が報われる日本を取り戻すために、アメリカ一辺倒のグローバリゼーションから新しい国際環境を作ることが、新しい日本の進路をはっきり示すことが、今年の日本の政治に課された最大のテーマです。
総選挙は必ず今年あります。
都議会議員選挙も7月にあります。
そこで、それぞれの立場で生活者の声を大いに発していこうではありませんか。
そして、誰もが幸せに暮らせる1年でありますことを心から念願しております。
冒頭に紹介したように、必ずそれぞれの人の人生に、温かく見守ってくれる人がいると思います。
景気の流れは決して明るいとは言えません。しかし日本の底力を信じて今年乗り切れば必ず春は来ると思います。
がんばりましょう。
皆さんにとって良き1年でありますように。