2008.02.12
ブログ

一刀両断


知事はタレントではない。
大阪府知事選挙で自公府連推薦の橋下徹弁護士が当選した。
先に当選した東国原宮崎県知事もそうだが、両者のスケジュールをネットで垣間見ると、タレント時代のスケジューリングに似ているのではなかろうか。
本人だけがテレビやイベント出演で忙しく、そこに住民の顔が全然見えてこない。
私も23歳から都議の秘書として政治の世界に入り、その後区議会議員になるまで、参議院議員、衆議院議員の秘書として行政の中をつぶさに観察してきました。悪い慣習も多々あるものの、行政の仕事がいかに複雑怪奇で、重要な決断をどれだけ要求されるか、執行機関の代表としての立場は、マスコミに露出する時間があるならば、やるべき仕事は山ほどあるはず。
世間では、東国原知事の動きを評価する人もいますが、彼のブログから垣間見る知事の仕事に対する認識は、あまりにもイベント的で中身がなく、間違っているとしか思えない。
大阪府知事には、弁護士としての経験もあるので、若干期待しますが、マスコミ対策だけに追われ、府民不在の政治だけはなさらないように、ご忠告申し上げます。