2026.08.14
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81回目の終戦記念日に思う


8月15日、81回目の終戦の日を迎えた。今年も政府主催の全国戦没者追悼式が、東京都千代田区の日本武道館で執り行われた。
天皇皇后両陛下ご臨席のもと、全国からの遺族代表や各界代表が参列し、先の大戦で犠牲になられた約310万人を悼み、平和への誓いを新たにする機会でもある。
6月23日・沖縄慰霊の日、8月6日・広島原爆の日、8月9日・長崎原爆の日に次ぐ、全国的な慰霊・記念の日として、過去の戦争の過ちを繰り返さないためにも、日本政府が権力者としての戒めの気持ちを込めた大変重要な式典である。
そこで今回高市総理の式辞に注目がなされた。一つは、昨年に石破前首相が用いた「戦争の反省と教訓」という言葉がなかったこと、もう一つが、歴代首相が「戦争を二度と繰り返さない」ためにもと決意を述べていたところを、「戦争を二度と繰り返させない」と一言『せ』を入れたことによって、戦争責任のあいまいさを残したことである。国家権力者としてはっきりと誤った戦争突入への判断を、主体的に反省すべきところを、昨今の他国が行っている戦争や軍拡路線に対して、戦争を起こさせないという決意の意味なのか、国家権力者の戦争責任の曖昧さを露呈してしまっている。
昨今の日本の安全保障関連3文書の改定や、非核三原則の見直し議論など、「我が国として主体的に防衛力の抜本的強化を進めることが必要だ」と豪語している首相としては、先の戦争の悲劇を全く忘れているようにも感じざるを得ない。
安全保障の議論は全く重要なことである。しかし安保条約を盾にアメリカの言いなりでは、日本は諸外国から信用されない国家になってしまう。経済大国で戦後の世界の経済成長を引っ張て来た時代はすで終わってる現実をしっかり認識し、日本は先の戦争の反省の上に立って、国際秩序をしっかり守る崇高な倫理観を持って国家の運営を図る時である。終戦の日に、今こそ日本の政治が決して間違った方向にいかないようにしっかり監視すべき時であることを、改めて感じた日であった。