2022.01.01
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謹賀新年


新春を心からお慶び申し上げます。昨年は、都議選、衆議院選挙と選挙の年でもあり、いろいろとお世話になりまして心から感謝申し上げます。さて今年の干支は「壬寅」、壬の字は妊娠する妊の字の一部で、新しい芽や命が生まれる意味があり、寅の字は演説の一部で、前に出てしゃべる、前向きに物事に取り組む意味があり、新しい成長が見込まれる年とも言われています。その意味で縁起のいい年と言えます。しかし世情は新型コロナウイルスの世界的蔓延で、まだまだ予断の許さない状況が続いています。昨年は感染拡大の中、東京2020オリパラ大会を開催しましたが、改めて世界的なイベントの開催意義や今後のあり方について考えさせられた1年でした。また英国グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約会議COP26は、脱炭素化に向けて国際的な意思表示が見られたものの、終盤になって石炭火力の「廃止」から「削減」に条件変更させられたは背景には、グローバルな課題に対する世界の利害が一致することがいかに難しいかが露呈された事件でもありました。今年も世界的なイベントとしては、2月北京冬季五輪、7月に世界陸上、11月にはワールドカップが開催されます。政治経済的には、新型コロナウイルスの影響で、オミクロン株という新しいウイルスが蔓延するなど決して安定している状況とは言えず、一方安全保障の面でも米中露の緊張した国際環境で緊迫した状況が続いていると思われます。そんな中で今年は、果たして安心して世界的なイベントが開催できるのかとても心配しています。またこうした世界の動きは、地方自治体の運営にも大きな影響を及ぼしてきます。特に世界的な課題である気候変動による温暖化対策の問題は、地域防災やまちづくりの方針に大きく影響を及ぼしてきます。また世界的なスポーツイベントは、様々な地域の観光関連事業とも関連してきます。その意味で自治体独自の感染対策や経済支援がどのように政策的に提言できるかが重要になってきます。江東区にとってみても、今年策定予定の都市マスタープランや地域福祉計画も大変重要な基本指針であり、来年策定予定の江東区観光推進プランの内容もしっかり議論する必要があります。日々の生活に密着している地方自治体だからこそ、世界の動きを見ながら区民ニーズに沿った政策を実現していくことが益々重要になってきます。その意味で、本年も全力で様々な区民のニーズをしっかり捉えながら、一つ一つ政策実現に取り組んでいく決意をしておりますので、なお一層のご支援・ご協力の程宜しくお願い申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。令和4年1月1日 元旦江東区議会議員 徳永雅博