2021.09.04
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菅総理退陣に思う。


菅総理は昨日、総裁選挙に出馬しないことを表明し、事実上総理を辞任することになった。党本部で開かれた党臨時役員会で、総裁選への不出馬と同時に6日に予定していた人事の見送りも表明した。問題はその後の首相官邸で記者団に語った退陣の理由である。新型コロナ対策と総裁選の選挙活動について、「莫大なエネルギーが必要で、両立はできない」と述べ、「感染拡大を防止するために専念したい」と語っている。開いた口が塞がらないとはまさしくこのことと言える。権力闘争に負けた理由をコロナのせいにして、国民が必死にコロナと戦っている時に、戦う気力がなくなり敵前逃亡するなど言語道断である。全く無責任極まりない。政治家として誰が聞いてもはっきりとわかる嘘を平然と言いいきることを恥ずかしいとは思わないのだろうか。重要なことは、この誰もが嘘とわかることを、いかにも真実のように語り国民を騙してきたのが、安倍・菅政権の本質であったことが今回明確にわかったことである。そろそろ国民を騙して利権政治に走る愚民政治は終止符を打ってもらいたい。衆参の予算委員会で平気でうそを言っても誰もお咎めがないのは、もはや今の日本の政治は衆愚政治としか思えない。この現状を変革していくのは、選挙で結果を出すしかない。衆議院議員の任期は10月21日に満了する。総選挙の日程がまだ決まっていないが、遅くとも11月中には次の日本政治を司る体制が決まります。今最も大事なことは、今回の総選挙を黙って静観することなく、自らの権利と義務の一票を必ず行使することではないでしょうか。