2016.10.24
ブログ

平成28年第3回区議会定例会閉会


本日江東区議会平成28年第3回定例会が終了した。
平成27年度の決算審議と常任・特別各員会の議論の中で、一番大きな話題はやはり豊洲市場問題であった。
所管の清掃港湾・臨海対策特別員会では、更迭直前の市場長が委員会に出席され、冒頭区議会に対して謝罪の言葉があったが、なぜ主要施設の下に盛り土をしなかったのか、誰が判断したのか全く解明に至らなかった。
私は委員会のメンバーなので、いくつか質問させていただいたが、答弁の中に盛り土をしなかったことがあたかも正しい判断であるような前提で答弁していたので、今回の問題の本質が、専門家会議も技術会議も容認していない工法をなぜ選択したのか、そのことが全く解明できていないことが、最大の不信感であり、東京都を全く信用できなくなったことの原因であることを述べさせていただいた。
そしてこの状況が変わらずして、市場の豊洲移転はありえないとも申し上げた。
豊洲市場問題に限らず、2020オリンピック・パラリンピックの競技会場の再考問題にしても、役所の隠ぺい体質がまたもや露呈した形である。
かつて自由党時代に、国民の手に政治を取り戻すキャッチフレーズとして、フリー・フェアー・オープンな政治を目指そうと謳っていたが、まだまだ生活者の視点に立った政治の展開は難しそうである。